WordPress 3.0 にアップグレードし標準テンプレートの Twenty Ten を使用しサイトをリニューアルしました。
少し style.css を書き換えたかったので「子テーマ」を使いオリジナルの CSS をオーバーライドしました。
Codex 子テーマ : http://wpdocs.sourceforge.jp/Child_Themes
子テーマを使うことによりオリジナルのテンプレートを書き換えること無く改造が可能になります。
テーマのアップグレード機能もある現在は、オリジナルファイルを残しておかないとテーマ・アップグレードのたびに書換作業が発生してしまいメンドイことになってしまいます。
Codex に詳しく書かれているので使用は難しくありません。
子テーマフォルダを themes 配下に任意の名前で作成します。
作成したフォルダに style.css を作成します。
style.css に以下のコメントを設定します。
via : Codex
/* Theme Name: Kid Theme URI: http: //example.com/ Description: Child theme for the Twenty Ten theme for WordPress Author: Demetris Author URI: http: //example.com/about/ Template: twentyten Version: 0.1.0 */
Theme Name (必須) 子テーマ名
Theme URI (任意) 子テーマのウェブページ
Description (任意) テーマの説明。例: わたしの最初の子テーマ。ワーイ!
Author URI (任意) 作者のウェブページ
Author (任意) 作者の名前
Template (必須) 親テーマのディレクトリ名, 大文字小文字を区別します
Version (任意) 子テーマのバージョン。例: 0.1, 1.0, etc
コメントに続けてオリジナルの style.css を import させます。
@import url('../twentyten/style.css'); |
これで、オリジナルの style.css を読込んで上書き設定が可能になります。
テンプレートタグを使う時に少し注意が必要かもしれません。
wp-syntax プラグインの wp-syntax.css
はテーマフォルダに配置するとコチラを優先して読込む設定になっているのですが、親テーマの twentyten
フォルダに置かないといけませんでした。
TEMPLATEPATH, get_bloginfo("template_url")
は 親テーマ を返しているようでした。
他にも注意すべき点があるようです、Codexを良く読んで使いましょう。
既存のテーマファイルを改造して使いたい時は子テーマを使うのが便利です。